本番で力を発揮するための勉強法

「本番に弱い。」「テストになると点数が出ない。」というお話をよく聞きます。

普段の学習、小テスト、塾の復習テストでは点数が取れるが、模試や公開テスト、また本番の入試になると結果が出ない。という生徒はかなり多くいます。

本番で力を発揮するために必要な事

原因は様々であり、一つは緊張が挙げられます。

本番になると手に汗握り、鼓動が速くなり頭が真っ白になる生徒も多くいます。

これは「緊張するな」と言っても逆効果であり、言葉だけでは解決できる問題ではありません。

緊張するという事はこれまで真剣に努力してきた証拠であり、緊張することが決して悪い事ではありません。

しかし、せっかくの努力が本番で頭が真っ白になってしまっては力が発揮できません。

対策として大事なことは普段の勉強の方に緊張感を持たせることです。

本番を想定した環境を設け、時間を測り「せーの」で問題に取り掛かることです。

普段の勉強の方に緊張感を持たせるには

緊張感を持たせる方法については、

・「これで正答率50%以下だったらこの問題集をもう一周する」
・「前回の過去問より点数が低かったら明日は映画を見に行く予定をやめて一日中模試の見直しをする」

など自分で自分にペナルティを与え、家族に宣言する等工夫していた受験生もいました。

このように普段の勉強を本番さながらの試験のように取り組み緊張感を持たせ、逆に模試などではリラックスして受験するようにする事が本番での緊張感を和らげてくれます。

本番ではどうなるのか

とは言え、本番ともなれば誰しも少なからず緊張はします。

何が起こるかというと普段よりも丁寧に確実に解こうという意識が働き、過剰に時間をかけてしまうという事になります。

算数や数学で言えば最初の計算問題でいつも以上の時間をかけ、問2に行くときには時計の針がかなり回ってしまっていることに気づき、そこで焦ってしまい急にピッチを上げ始め、問3の難問でまた時間を費やし、問4が解けずタイムオーバーになる。

後で落ち着いてやれば+20点は取れたのに。という結果になります。

作り上げてきた最も得点の出せる時間配分と解き方の「型」通りに普段の勉強でも試験本番でも解く事です。

その為には「普段の勉強を本番さながらに、本番を普段の勉強さながらに」が大事です。

本番に向けての心構え

満点を取りに行く意識ではなく、合格点の70点を取りに行くという意識であれば、数問は「無理」と割り切り、怖気づかなくてもよくなります。

1問に対する執着ももちろん大事ですが、全てに執着するのではなく目的は「合格すること」を思い返し合格点を作り上げましょう。

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