生徒の第一志望校は様々ですが、そのなかでも大阪星光を志望する生徒も多いです。
どうすれば大阪星光に受かることができますか?という質問も多数受けますので、今回は大阪星光に合格した生徒の傾向と、その傾向をヒントとした受験対策を紹介していきます。
合格者の得点源は算数
大阪星光の算数の問題は難しいですが、やはり算数を得点源としている生徒が合格しています。
ただ、難しいとはいえ大問の中の小問は比較的解きやすいです。
落ち着いて解いていけば得点にすることも可能ですので、算数が苦手であっても70%の得点を目指し、諦めずに地道な対策をする必要があります。
算数の対策
一般的な算数の基礎ももちろん大切ですが、過去10年間の過去問で演習をすることが最も効果的です。
この過去問を演習することにより、大阪星光の頻出問題や難易度を理解することができるでしょう。
ただ単に解くことだけでなく、問題に対する考え方まできちんと理解しましょう。
どのように解くかの流れをしっかり記述できるようになっていれば誤答もないかと思いますが、それでも誤答してしまった時、解答が間違っていても考え方がしっかり記述出来ていれば部分点をもらえる可能性があります。
そして、単元一つずつを着実に克服し、実践的な演習の積み重ねを行うことが合格への道であり、その積み重ねが大阪星光の過去問での演習です。
図形問題が頻出である傾向がありますので、難易度の高い図形問題でも解けるようにしておくことも大切です。
近年の傾向としては算数以外の科目の難化がありますが、算数も変わらず難しいままです。
それでも算数の合格者平均点は高く、どの受験生も特に算数の対策は万全にして挑んでいることが窺えます。
実は国語で苦戦している生徒も多い
大阪星光の国語は記述問題が多いという特徴があります。
心情説明や内容の説明などで文字数の多い記述をする必要があり、この点を苦手として点数を落としてしまう生徒も多いです。
過去問を解くことも大切ですが、加えて日頃から文学作品を読んでみるなど、読んで考えることを習慣付けすることも対策になります。
この場合、いきなり難しい文学作品に挑戦するよりも、自分の心情に近いものや身近な題材をテーマとした作品など、馴染みやすいものから読むのがおすすめです。
読むだけではなく、主人公はなぜこう言ったのか、この話を要約するとどういった文章になるか、などといったことまで考えることが出来れば完璧ですね。
他の科目も苦手をなくす対策を
算数や国語だけでなく、他の科目も苦手な点や分からない点は早めに解消できるようにしましょう。
受験直前まで苦手部分を引っ張ると、算数の応用や国語の対策に時間を割けず、結果として全体的に対策が薄くなってしまう可能性があります。
直前期に不安に陥らないためにも、今から苦手部分をなくしておくことが効果的です。