シリーズ3回目となる当コラムも今回が最終回です。
まず初めにこのページをご覧になった方は、先に過去2回の記事を見てきてくださいね。
3部に分けて書いていますが、もっと話したいことが出てきてどうしようかと悩んでしまいます。
子供やる気を出させる方法とか、計算ミスをなくす方法とか、国語の勉強のやり方とか、英語で点数を取るためにはとか、いろいろ話したいですが、今回は定期テストに絞ります。
後日、どこかのタイミングで書くようにいたしますので、その際はよろしくお願いいたします。
【おさらい】定期テストで点数を上げる3つのポイント
まずは前回・前々回のおさらいを。項目だけですが、ポイントとなるのは以下の3項目です。
- 1:学校で習っているところを理解していること
- 2:定期テストに向けて計画を立てていること
- 3:勉強する環境が整っていること
第一回では「きっちりと授業内容を理解させるために大事なこと」を、第二回では「効率の良い勉強のために重要な計画性について」をご説明しました。
最終回の今回では、学習環境の重要性についてご説明したいと思います。
テストの点が悪いのは、勉強する環境が整っていない可能性が!?
お父様やお母様の中で、自宅に仕事をもって帰った経験のある方はいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に経験のある方はその時の事を思い出してみてください。
自宅で仕事をした場合、職場でやる以上にはかどる方は少ないのではないでしょうか?
単純な話、子供の勉強も同じなんです。
勉強の質・効率を低下させる理油その1:自由な環境
なぜ自由だと仕事・勉強に集中できなくなってしまうのでしょう。
それは、選択肢が多くなるからです。
時間が多いということは、当然ながら出来る選択肢も増えます。
この選択肢の多さが原因で、一つのことに集中できなくなってしまいます。
勉強の質・効率を低下させる理油その2:欲
自宅の個室で一人勉強をする場合、周囲の人や環境など自分の欲を抑制するものがありません。
結果、欲を抑えることができずに仕事や勉強以外のことに走ってしまい、作業が滞ってしまいます。
例えば「ちょっと30分だけ休憩!!」と言ってYouTubeを見始めてしまい、気付いたら2時間以上が経過していたなんて経験はありませんか?
気持ちの問題だと言ってしまえば簡単ですが、気持ちの持ちようで対処できないのが子供です。
勉強も仕事も環境がやる気を支えてくれる
テストで点数を上げる方法と言っていますが、テストで点数を上げるには勉強がはかどる環境で勉強を行うことがとても大事です。
学校の自習室や塾の自習室など、子供がスイッチを切り替えて勉強できる環境を作ることが一番早いです。
過去に自宅ではアニメばかり見て全く勉強をしないという生徒が入塾しました。
こういう生徒は最初が肝心なんです。
塾に通うようになってすぐに勉強する姿勢にさせることが大事なんです。
少しずつ慣れさせていくのではなく、1回目で切り替えさせるんです。
この生徒も最初は嫌そうにしていましたが、最初から切り替えさせるため厳しく接することで塾は自習する場所として本人の中でスイッチができ、その後も継続して自習に来るようになりました。
結果として成績は学年最下位からクラス順位で上位に入ることができました。
テストの点数を上げるために必要な学習環境
子供は環境が育てるとも言います。
勉強は環境です。
自宅が勉強しにくいとか欲望に負けさせてしまうと言いたいわけではありません。
まだまだ、中学生高校生の子供なんです。
自宅は勉強する場所ではないと無意識に認識してしまっている子ばかりです。
そんな生徒たちは、ある意味では本気で勉強ができる場所があればやる子供たちなんです。
もし自宅で勉強がしにくいと言っているようであれば当塾にお越しください。
勉強しかできない環境に身を置かせます。