総合型選抜に合格する人には、明確な共通点があります。

ただ勉強ができるだけでは合格できないのが総合型選抜であり、どんな人が合格するのかを知ったうえで意識して対策する必要があります。
早いうちから習慣化しておきたいものもありますので、総合型選抜に受かる人の共通点を参考にして合格を勝ち取りましょう。
アドミッションポリシーの求める人物像に合致する
大学が掲げるアドミッションポリシーは、学生受け入れの方針を明らかにしたものです。
まずはこのアドミッションポリシーにある求める人物像に合致した学生であることが、総合型選抜に合格できることの大前提です。
逆にいえば、どんなに優秀な学生であっても、求める人物像に合致しない学生は合格が難しいということになります。
求める人物像に合うようにするために資格の取得や経験を積まなければならない、と判断したのが3年生時点ならば既に遅いです。
アドミッションポリシーは1年生など早い段階から確認し、真っ先に対策しておきましょう。
下記の大阪国際大学のように、必要な資格を具体的に記載している大学もあれば、表現が壮大で抽象的な大学など、大学それぞれでアドミッションポリシーの表現が大きく異なります。
③ 簿記検定、情報処理検定、パソコン検定、電卓検定、珠算検定、暗算検定などの、企業経営・企業会計に関わる資格を取得していること。
④ 特別活動・課外活動に積極的に参加することにより、自主的・協調的態度によるチームワークと奉仕の心を理解していることが望ましい。大阪国際大学 経営経済学部経済学科 アドミッション・ポリシー 【高等学校で履修・取得しておくことが望ましい科目分野・資格等】より抜粋
また、必要となる資格や経験がはっきり書かれていない大学に対しては、ボランティア活動や探究活動の実績などアドミッションポリシーに合致することを証明できる材料をあらかじめ揃えておく必要があります。
積極的・意欲的で計画性がある
普段から学校の授業をきちんとこなす、目標を達成するために計画を立てて意欲的に取り組むなど、積極的で意欲的、計画性がある人が例年総合型選抜試験に合格しています。
早くから志望校という目標を定め、それに向けて勉強や資格試験などに取り組むことも、計画性がしっかりしていることの表れとも言えるでしょう。
また、総合型選抜では志望理由書や活動報告書など、提出書類の内容も非常に重要です。
担当の先生へ提出書類の添削を何度も積極的に依頼するなど、受け身ではなく自らが主体となって行動する人は特に合格しやすい傾向にあります。
具体性がある
合格に必要なのは、アドミッションポリシーの合致に加え、志望動機、将来のビジョン、入学後学びたいことがはっきりしていること、また内容に整合性と一貫性があることです。
同志社大学の入学試験要項には下記のような記載があります。
例えば、指導性、独創性など、自己アピールできるものがあれば、「自己紹介書」でアピールしてください。内容や分野は問いません。さまざまな体験・活動を通して、自分が得たものが何であったのかを的確に述べられること、また、今の自分にどう影響しているのか、今後どう生かしていけるか、大学進学と志望学部・学科の決定に、どのように繋がるのか等について、きちんと説明できることが求められます。そのため、語学のTEAP、TOEFL iBTⓇテスト、IELTS、TOEICⓇ Listening & Reading Testなどのスコアが高い人と低い人がいた場合でも、高いから合格するとは限りません。
志望動機は、この要項にある、どう影響しているか、どう生かしていけるか、どのように繋がるかを具体的かつ理解してもらえるように説明できるかが特に重要になります。
特にやりたいこともないからといって簡単なものにしたり志望動機にする、ぼんやりした内容のもので提出をしては合格は不可能です。
試験官の印象に残る、なるほどと思わせる志望理由書にするには、より具体的な内容である必要があります。
検定合格の実績や難関資格の保有がある
各種資格や試験の合格実績があることも合格に近づく要素の一つです。
志望動機や将来のビジョンに結びつくものであればなお良く、アピールポイントとしても説得力が増します。
また、大学によっては一定の資格取得が出願条件となっているところもあるため、出願条件を満たすためにも早くから資格試験や検定試験の対策や取得をしておく必要があります。
資格試験の開催は年に1~2回ということが多く、不合格が続くと受験までに資格を取得することが難しくなります。
志望大学の受験に必須の資格や有利になる検定などがあれば、余裕を持って合格できるよう準備しておきましょう。
継続的学習能力や言語化能力が高い
総合型選抜では一定以上の評定平均が求められることや、入試や共通テストの点数の高さが必要になります。
学習能力に関しては、ただ頭がよければ良いというものではなく、今まで勉強を続けているという継続の部分が重視されます。
評定平均は学校生活での成績が反映されるものですので、定期テストなどで継続的に高得点を取る、意欲的に授業に取り組むなど日頃からの積み重ねが必要です。
また、経験してきたことや考えを言葉や文章にする言語化能力は、二次試験はもちろん、志望理由書など出願時から必要です。
自分の考えが誤解されることなく相手に伝えられるのはもちろん、自分のことを十二分に理解してもらえるよう言語化できることは総合型選抜において必要な能力です。
小論文や二次試験では論理的思考力やコミュニケーション能力も必要
多くの総合型選抜では、一次試験で志望理由書や活動報告書などの提出書類と評定平均での書類選考、二次試験では小論文や面接が行われます。
面接や小論文では、下記の能力も必要です。

小論文は、事前にテーマが判明している場合と当日発表になる場合があります。
事前にテーマが判明している場合は事前に構成を組むなどして対策ができますが、そうでない場合はテーマが与えられてから限られた時間内で思考し結論を導き出すことが必要になります。
面接も同様で、面接官からは想像もしない質問をされる可能性もあり、その際に瞬時に質問の意図を理解し、的確に回答できる力が要求されます。
また、小論文も面接も、日頃からニュースなどから最新の情報を得るようにしていないと、テーマや質問に対しての考えも答えも出せなくなってしまいます。
そうならないよう、ニュースはもちろん、受験する学部に関わりの深い分野の最新情報などをリサーチし頭に入れておきましょう。
あわせて、それらの情報に対して自分の意見を明確に答えられるようにしておくことが大切です。
自己分析ができ、相手に伝わる表現ができる
志望理由書や面接などで、自分のことをアピールする場面が出てきます。
しっかりとアピールするためには、自分のことをよく理解し適切に自己分析できていることが必要です。
また、先ほども出てきた言語化能力がここでも必要になりますが、自己分析をもとにしたアピールがしっかり伝わり理解してもらえるところまでが重要です。
他の受験生よりも抜き出るには、自己PRが誰よりも試験官に響く、伝わるものであることが鍵となります。
面接練習は、同じ先生に何度も頼むのもいいですが、時には別の先生に依頼して様々なパターンに慣れておくと効果的です。
今まで力を入れてきたことが明確にある
面接でも問われますが、今までに力を入れてきたことがあるのは強みになります。
部活動や生徒会でのリーダーシップの発揮、独自に進めている研究やボランティア活動などが該当します。
目標意識を持って取り組んできたことがあるのとないのでは評価が変わりますので、明確に力を入れてきたことがあるのであれば自信を持ってアピールしましょう。
あまり力を入れてきたことがない、という場合であっても、実は周りから意外なことで評価されていることもあります。
活動報告書を作る際には、先生や友人に意見を聞いてみることにより、新たな発見があるかもしれません。
志望理由書同様、活動報告書は何度も添削してもらい仕上げていきましょう。
共通点を伸ばして総合型選抜の合格に近付く
総合型選抜に合格するには、アドミッションポリシーと合致する人物であることが前提にあります。
学力や能力はもちろん、今まで努力してきたこと、これから大学で具体的にどんなことを学びたいか、それらを裏付ける事実を大学側に伝える能力も必要です。
総合型選抜は志願する段階までに身に着けておくもの、まとめるものが多いです。
総合型選抜に強い塾で綿密に指導を受けることにより、より効率的な受験対策をすることが可能です。


