中1からの医学部受験対策

中学1年 医学部
中学1年生から医学部に向けた対策をお考えの方も多くいらっしゃると思います。

今回は、そのような方に役立つ情報をお話させて頂きます。

医学部に向けた対策を行う時に重要な教科

多くの中高一貫校は高2修了時までに単元学習を終え、高3の1年間は過去問演習を中心とした実践演習に入ります。
大前提として、この流れに乗ってもらうことが第一です。

特に英語・数学は学校によっては難易度も高く、中1から与えられる量も多く、こなしていくことが大変です。

自ずと学習の大半の時間をこの2教科に費やすことにならざるを得ません。
それだけボリュームもあり、且つ外すことができない超重要教科の為、優先的に中1から、相応の時間を費やしてください。

医学部を志す受験生にとって、この2教科は言わば「できて当たり前」とみなされ、共通テストで85%以上を取る事が必須命題となってまいります。

医学部受験生が注意すべき教科

怖いのが理科です。医学部受験生はここで差がつきます。

現役生にとっては受験までの時間との闘いです。
できて当たり前とされる英語・数学で大半の時間を費やすのは必然であるため、いかにこの理科を早めに始め、早めに仕上げられるかが勝負です。

特に化学においては、高3の秋になってようやく全単元が一巡するという受験生も数多く、毎年、演習問題に取り掛かる時間がないという事態に陥ります。
化学の最初の理論分野は計算問題がほとんどで多くの時間が必要であり、その後の有機・無機は暗記事項が多くこれも時間がかかります。
よって、中3頭から化学の学習はスタートすることが望ましいです。丸3年かけて「セミナー化学」レベルは一通りこなせるように仕上げ、遅くとも高3の夏から「重要問題集」「化学新演習」レベルの実践演習と過去問を解くことができるようにすることです。
物理も化学までのピッチとまではいかずとも同じく高3夏から実践に入ることができるように「物理のエッセンス」レベルを一通りできるようになっておいた方がよいでしょう。

その為にも、英語・数学、特に数学は早期完成が求められます。

医学部受験対策は前倒しが必要

医学部受験 中学生
高3の夏休み前の模試は出題範囲を高校の一般的な進度に合わせているため理科の範囲が狭く、そこでの偏差値や判定はそこまで信憑性が高いものでもありません。またその時期は浪人生が上位になることも必然です。
判定よりもむしろ、既習範囲で何が理解できていないのかを測る指標としてください。逆に秋の模試結果が重要な判断材料となります。
そういった意味でも、特に現役生にとって高3の夏休みは名実ともに天王山となりますね。

加え、国公立志望の方は理数科目に比べ頻度は低くても徐々に国語・社会も取り入れていかねばなりません。特に古文は単語・文法暗記と演習量が必要なため要注意です。

大事なのは前倒しの計画です。
立てた計画がたとえ崩れたとしても、客観的な目で「ただ終わらせるだけにならないように」練り直すことです。

以上を考えると中3~高2はより綿密に多数科目の学習計画を立てる必要があり、英数に関しては中3までに形を整えておかなければなりません。

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