テストの点数を上げたい⁉プロ講師が教えるすぐに実践できる簡単な方法 Vol.01

コラム

定期テストの点数が悪くてお母さんやお父さんに怒られている子供たちもたくさんいますよね。

うちの生徒でも入塾の時にいろんなお話を聞きます。

「前回の中間テストが悪くて」「次の期末で点数上げないとコースが落ちしまうんです」などなど、お母様方の悲痛に満ちた声を聞くことが多いです。

目の前で喧嘩してしまうご家庭もありました。

 

今回のテストは頑張るって言ったよね?なんで前日まで何もせずに携帯ゲームばっかりしてたの!?

あれはゲームじゃない、友達に携帯でテスト内容のことを聞いていたんだ!!

あなたの言う友達に聞くというのは、BANG!BANG!って友達同士で戦いながら聞くってことなの!?

それは休憩中!!少しだけやっただけ!!

あなたの休憩は3時間なの!?

 

と・・・親子の会話を目の前でされているご家庭も多々あります。

さて、話は少し前後いたしましたが、定期テストで点数を上げる方法ですが、上記の会話に様々なヒントがあります。

  1. 1:今回のテストは頑張るって言ったよね。
  2. 2:友達に携帯でテスト内容のことを聞いて
  3. 3:携帯ゲーム
  4. 4:休憩中

鋭い方はお気づきになったかもしれませんね。

 

定期テストで点数を上げる3つのポイント

まずは大事なポイントを3つ抑えてみましょう。

  1. 1:学校で習っているところを理解していること
  2. 2:定期テストに向けて計画を立てていること
  3. 3:勉強する環境が整っていること

定期テストで点数が悪いのは本人だけが悪いわけではないんです。

下記に解説を書いていきますが、長くなりますので今回は1だけ説明しますね。

ポイント1:学校で習っているところを理解していること

大事なのは学校の授業をしっかり聞いているか、理解できているかなのです。

学校での授業が理解できていないのに定期テストで点数を取るのは非常に困難です。

学校の授業が分かるようになればおのずと点数は上がります。

では、学校の授業が分からない場合にどうすればいいのか。

 

学校の授業というのは50分で初めて見る初めて知る内容を理解していくというものです。

大人でも1回の授業で理解するのは難しいでしょう。

それを子供は好き嫌いの科目に限らず1日に5科目近くの内容を教えられているのです。

100%の理解をゴールとするなら、40%くらいの理解というのが現状ではないでしょうか。

わからないから復習を行い、宿題で定着させていくのですが、わからない問題の宿題はきついものがあります。

そこで行ってほしいことは、学校の授業で次回に習う範囲を予習してください。

テストの点数を上げるために予習が大事な3つの理由

皆さんが想像している以上に、予習はテストの点数を上げるために効果的なんです。

理由その1:効率的な勉強による時間の節約

予習は授業で学習する内容をあらかじめ勉強することで、授業を一発で理解できるようにしてくれます。

復習に比べるとサボられがちな予習ですが、予習をしないと勉強効率は一気に下がります。

予習をしなかったために学校での授業を理解するスピードが遅くなり、その結果授業でわからなかったことを自宅や自習室で復習する時間が増えてしまうのです。

さらに、予習で勉強した事がよくわからなかった場合、授業をしっかり聞きながら理解しようと予め意識もしますし、自分が何がわからないかをわかっている状態で授業を受けることができます。

これが非常に大事なんです。

予習をしないまま授業に臨んだ場合は、授業の時点で内容がよくわからないため自宅に帰って復習をしてもなかなか理解できません。

予習をしていなかったために復習にも時間がかかってしまうということです。

 

集中して授業に臨める環境を整えることにより、学校の授業の理解力を高めてくれる。

その結果総勉強時間数が少なくなり、テストの点数を上げたい子は演習に時間を割くことができます。

また、時間的に余裕ができると勉強以外の部活や遊びに時間を割くことが出来るようにもなり、テストの点数を向上させる以外にも様々な効果が期待できるのです。

 

理由その2:予習は復習も兼ねる

予習をするということは、自分が今習っている単元より少し先のことを自分で進めていくということです。

ということは、予習を行うには今習っている単元を確実に理解していることが前提となります。

予習を始めようと思い教科書を読み進めていても、今習っている単元の理解が甘いとすぐにつまづいてしまうでしょう。

そのような生徒はまず、今日習ったところをしっかり理解できるように復習を丁寧に行わせます。

復習をしっかりできたると、予習が出来るようになります。
スタート時点では復習2時間予習1時間だったとしましょう。

翌日は復習30分予習1時間となります。

これを継続させてください。
復習にこれまで多くの時間を費やしていても、予習をすることで授業中に完璧に理解ができるケースが多くなってきます。

結果、復習はどんどん楽になっていくでしょう。

さらに、復習するポイントも授業の中で分かるようになり、自分が何をしたらいいのかがわかるようになります。

復習と予習が良いループを描けるようになると、自ずと成績は上がってきます。

理由その3:自分で考える習慣づけができる

予習というのは自分の知らないことを自分で知っていくということです。

自分で考えようとする力がかなり磨かれていきます。

ある塾で自考力といっている、その自考力が身についてきます。

そのある塾に行ってくださいとかではないですよ。(笑)

この自分で考え抜く力というのは、人生を生き抜いていくうえでも重要な力です。

社会に出て様々な苦難や理不尽などに合った時に、自分で考え抜く力は非常に大きな力となります。

では、なぜ予習をすると自分で考える力が養われていくか?

自分で考える力をお持ちの方なら既にお分かりですかね(笑)

これは、全く見たことのないものを理解しようとするからです。

今まで持っている知識などを活用しつつ、与えられている情報から、何を理解するべきか何がわかれば良いのかを見出そうとするからです。

予習には段階があります。

最初は漫然と教科書をみるだけの段階、次にわからないを発見できる段階、その後にわからないを理解しようとする段階に分かれます。

この最後の段階になってくると、自分で考える力というのが養われていきます。

自分で考えて理解しようとする力は、受験前の期間にしっかり養ってもらえると入試もかなり楽に合格してもらえます。

 

個別に対応しなくてはいけないケースも…

以下のようなケースは、その生徒さんに応じて個別に対策を考慮する必要があるので要注意です。

以前習った内容を使って解く必要があるにもかかわらず、理解が不十分なため予習をしても今の単元の問題は解けない

予習のやり方がわからない

具体的な対処法についてはお子様の授業の進捗や理解度・在籍する学校等によって異なりますので、詳しくお知りになりたい方は当塾までご連絡ください。

長くなってきましたので、続きについては後日お伝えしますね。

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