勉強をしようとする際、うまく気持ちを切り替えられていますか?
集中が維持できない、気が散ってしまう、いまいち気分が乗らない、など、スムーズに勉強モードに切り替えられない悩みを持つ人も多いです。
今回は、脳を勉強モードに切り替えるルーティンの探し方やおすすめの方法を紹介します。
受験時に応用できるものもあるので、参考にしてください。
無意識のルーティンがあるか振り返ってみよう
勉強に限らず、重要なシーンでルーティンをしている人をテレビなどで見たことがあるかと思います。
仮眠前にコーヒーを飲む野球選手、重心移動を意識したポーズを取るラグビー選手、初手前にお茶を一口飲む将棋棋士など、ルーティンは各分野のプロも取り入れています。
また、集中だけでなく、パフォーマンスの向上やメンタルの安定、オンとオフの切り替えなど目的は多岐に渡ります。
ルーティンは勉強前や試験前にも取り入れることができるため、実際に決まったルーティンを持っている、といった学生も多いです。
だからといって、勉強にはルーティンだ、と今から無理やりルーティンを作るのではなく、気持ちを切り替えたい時に何かしていることはないか?よく集中できた日、勉強前に何をしていたかな?などと振り返ってみてください。
無意識にしていたことが、実は脳を切り替えるスイッチそのものだった、ということもあります。
身近なところ、普段の行動からルーティンを探してみましょう。
日常の行動から生まれるルーティン
無意識のなかから生まれるルーティンがあるとはいえ、自分でもなかなか気付かないことがあるかもしれません。
行動別にいくつか例を挙げますので、心当たりがあれば意識してルーティンに取り入れてみてはいかがでしょうか。
食べる
お気に入りの菓子や飲み物を口にして、気分を切り替えることができます。
・飴を一粒食べる
・緑茶を一口飲む
・ガムやタブレットなどの清涼菓子を口に入れる
その他、ナッツ類やバナナ、ブドウ糖含有量が多いラムネ、高カカオチョコレートなども、脳のエネルギーになるため効果的です。
体を動かす
全身を動かすものから手先を動かすものまで、体を動かして血流を良くしてから脳を切り替える方法です。
・深呼吸をする
・首や肩を回す
・右手で左頬をタッチする
・ストレッチ、ラジオ体操をする
座っていても可能なもので動きが大きくなければ、受験時にも応用することができます。
特に、指先を使うものは、冬の寒さで指がかじかまないよう温められる効果も生まれます。
観る・読む
普段の生活から勉強モードに切り替えるルーティンです。
・新聞を読む
・7時のニュースを観る
・本を1章読む
新聞や本を読んで思考力を働かせることにより、脳のウォーミングアップにもなる方法です。
毎日同じ時間のニュースを観る場合は、開始時間の習慣を付けられるメリットがあります。
ただし、YouTubeを観てから、ゲームをやってから、と誘惑のあるものはズルズルと遊び続けることにもなりかねないため、ルーティンとしては避けたほうが良いでしょう。
切り替え上手になって効果を上げよう
今から勉強する、集中する、という切り替えができると、ダラダラと勉強をやるよりもやる気や集中力の低下を抑えることができます。
ルーティンをうまく取り入れて勉強に集中できる環境を自ら作っていくことは、受験にも大きく役に立ちます。
ルーティンをすることが目的になってしまわないよう、脳を切り替えるきっかけとして適切に活用していきましょう。


