「最近インターネットが盛んになったせいか、本を端から端まで読む人が少なくなったのは残念です」
まず「~は残念です」はpity⇒ “ It’s a pity that he can’t come.”
「彼が来られないのは断念なことだ」またはshame⇒ “It is a shame that ~”「~とは残念なことだ」を使えばいいでしょう。
「~(する)人が少なくなった」はfewer people ~でいいでしょう。
「~(する)人の数が減った」と考えるとThe number of people who ~has decreased.となって長くなりますが、この表現も覚えておきましょう。
「本を端から端まで読む」は簡単にread through a bookでいいでしょうが、副詞句from cover to cover「(本の)初めから終わりまで」という表現が使えるといいですね。
「最近インターネットが盛んになったせいか」はいろいろ考えられますね。
一つの言い方としては形容詞widespread⇒ widespread use of drugs「広まっているドラッグの使用」、the widespread use of personal computers「パソコンの普及」
が使えます。
そうすると、maybe because of the recent widespread use of the Internet
と言えるでしょう。
because ofの代わりにdue to, on account ofも使えますね。他にもいろいろ考えてみて下さい。
以上をまとめると、
It is a pity that fewer people read a book from cover to cover, maybe because of the recent widespread use of the Internet.
「本を隅々まで読むことは、まるごと一人の人間に出会ったような充実感があります」
「本を隅々まで読む」は先程の「本を端から端まで読む」と同じことなので、説明は不要でしょう。
ただし前に使った表現を繰り返さない方がいいですね。
「充実感」を直訳するとa sense of fulfillmentですが、fulfillmentは「システム英単語」にはありません。
そこで工夫することにして、「人生を豊かにする」と考えてenrich⇒ “Art enriches our lives.”「芸術は人生を豊かにする」を使うのはどうでしょうか。
「まるごと一人の人間に出会ったような」をどう表現するのか、難しいですね。
「本を隅々まで読むこと」≒「まるごと一人の人間との出会い」と考えて、just like encountering a person as a wholeと言えるでしょう。
encounterには「~に偶然出会う」という意味がありますが、meetでも構わないでしょう。
以上をまとめると、
Reading through a book enriches our lives, just like encountering a person as a whole.
「人とのつきあいのように途中でいろいろなことを感じたり、思いがけない発見をしたりできるところが読書の面白さです」
「面白さ」は「魅力」と言い換えてattractionやappealなどが使えるのではないでしょうか。
「読書の面白さ」には他にもいろいろあることを暗示する場合には、動詞をinclude「~を含む」を使えことが考えられます。
「人とのつきあい」はassociationでいいでしょう。
「途中で」は文字通りon the wayというよりも「その過程で」in the processですね。
「いろいろなことを感じたり」はfeel various things、「思いがけない発見をしたり」make unexpected findings [discoveries]でいいでしょう。
The attractions of reading, similar to association with others, include being able to feel various things or making unexpected findings in the process.